ubuntu は、インストール直後では root アカウントのパスワードが設定されていないため、 root でログインできない。まずは root のパスワードを設定。

ターミナルを起動すると、次のメッセージが出てくる。

To run a command as adminsitrator (user "root"), user "sudo <command>". 
See "man sudo_root" for details.

次のコマンドで root にパスワードを設定する。赤字部分が入力コマンド。

administrator@ubuntu1010:~$ sudo passwd root 
Enter new UNIX password: ******** 
Retype new UNIX password: ******** 
passwd: password updated successfully 
administrator@ubuntu1010:~$ su - 
Password: ******** 
root@ubuntu1010:~#
これで root でログインできた。 ログアウトして、 GUI にも root で入りなおす。ubuntu の場合、画面の右上のメニューからログアウトやら電源オフができるようだ。左上ばっかり探していて見つけられなかった。あほすぎる。

次は OS の更新パッチをインストールする。Windows Update の Linux 版だ。簡単すぎる。

次に必要なソフトをインストールする。Telnet サーバー, FTP サーバー, SNMP クライアントの 3 つをインストールする。インストール時点で、ネットワーク設定は自動的に行われているので、インターネットには接続できる。社内イントラネット上で検証環境を作っている場合は、プロキシの設定を忘れないように。

ubuntu では yum ではなく デフォルトで apt というパッケージが入っていて、これをソフトウェアのインストールに使います。まずはソフトウェアリストのアップデート。ネットワーク接続がうまくいっていれば、下記のコマンドで勝手にやってくれます。

apt-get update

大量のソフトウェアが準備されます。検索は下記コマンドで。grep と組み合わせて使ってください。

apt-cache search <正規表現>

ここでは telnetd, vsftpd, snmp をインストールします。というかデフォルトで snmp が含まれているのね。net-snmp を入れてコンパイルしないといけないかと思っていたけど。Linux 便利すぎる。

apt-get install telnetd 
apt-get install vsftpd 
apt-get install snmp

無事 Telnet 接続できました。root でログインはできないので、初期ユーザで入ってからスイッチユーザをするのはお決まりですね。

FTP 接続も問題なさそうです。意外と知られていないですが、Windows エクスプローラはけっこう優秀な FTP クライアントです。アドレスバーに次の URL を入れるとログインできます。

_@/">@/">@/">ftp://<ユーザー>@<FTPサーバー>/

ログイン画面

ドラッグ & ドロップはもちろん、パーミッションの設定もできます。初心者な私はなんだかんだ CUI より GUI が分かりやすいので助かります。

これで SNMP クライアントはゲットできたので、次回は Windows Server 側の設定です。