山陰放浪記3 鳥取編
朝起きると天気は雨。どう考えても投入堂は無理、ということで境港へ行くルートのPlanBを選択するしかない。やれやれ。山陰の天気は変わりやすいのが特徴らしく、土砂降りが降ったかと思えば、10分ほどで止んだりする。宿を出るときには止みました。投入堂に行ってみたい気もするが、いざ行ってみて入山拒否されたら最悪なので、諦めるしかない。
来るときは駅から歩いてきたが、雨ということもあって宿の車で連れて行ってもらう。よく歩いたものだ。5分くらいで玉造温泉駅に到着。駅前のローカルな感じがよい。
直接米子まで行ってもよかったのだが、時間が余りそうなのでもう一度松江で降りてみる。次の電車まで1時間あるので、適当に歩き回る。松江といえば松江城の城下町ということで、堀川をボートで巡るのが有名らしい。ということで、その川沿いを歩いてみた。
これがその堀川めぐりの船着場。
松江城もちらっと見えた。駅から城までは2~3kmあるので、今回は時間がない。
そんなこんなで松江を後にして、境港線に乗るために米子駅へ。NHKの連ドラの影響か、鬼太郎列車はけっこう有名らしく、観光客が多い。
米子駅0番線ホーム
松江では何とか持ちこたえていたが、もう完全に雨。止みそうにない。雨の中を45分ほど走って境港駅に到着。鬼太郎で町おこしを頑張っているのがよく伝わってくる。で、水木しげるロードはけっこう賑わっている。女性ファンが多いですね。しかし、鬼太郎ってそんなに人気あったっけか。
こちらは鬼太郎にはあまり興味がないので、漁港へ行ってみる。もっと漁港をアピールすればいいのに。境港は実は日本有数の漁港で、1992年から1996年まで漁獲水揚高日本一だったらしい(ウィキペディア)。韓国とロシアに国際航路も持っています。しかし、水木しげるロードを離れると、めっきり人がいなくなった。
あまり見るものがないので境港を後にする。この近辺でもう一箇所寄りたいところがあるので、鬼太郎列車を高松町駅で下車。そして徒歩で夢みなと公園へ向かう。そこに海辺を見渡せる温泉があるのだ。それが「みなと温泉館」
http://www.sakaiminato.net/site2/page/guide/point/onsen/minatoonsen/
20分ぐらいで着くと思っていたのだが、遠い。30分以上かかった。ここも電車で来るところではないですね。車で来ましょう。平日のためか、ここの寂れ具合がものすごい。だだっ広いところに人が5人ぐらいしかいない。そのうち潰れてしまう気がします。やっぱり駅から遠いと大変ですね。
みなと温泉館はこんな感じです。ちょっと老朽化していた。場所はとてもよいところにあって、露天風呂からの景色は本当に巣晴らしいはずなのだが、何しろ天気が雨。晴れているときにもう一度来たいものです。車で。
さて温泉に入ったら、また30分歩いて駅まで戻らねばならない。温泉入った意味ないな・・・。一度歩いて知っている道を歩くのは速いもので、20分ぐらいで到着した。周りには何もない駅なので、降りるときも乗るときも誰もいなかった。放置自転車は多い。
降りたときに気づかなかったが、夢みなと温泉の案内が出ていた。「徒歩約20分(約2.5km)」って・・・。境港市民はそんなに歩く速度が速いのだろうか。
あ、電車が来た。鬼太郎列車じゃない車両も走ってるのね。
またも米子駅のコンビニで適当に買い、今宵の宿へ向かう。泊まるところは東郷温泉というところで、倉吉駅の隣の松崎駅から徒歩で行けるところにあります。三朝温泉に泊まることも考えたが、バスを使う必要があり、時間の融通が利かなくなるので却下。それに、東郷温泉は東郷湖という湖に面したところにあるため、露天風呂からの眺めに期待できる。
宿は「養生館」というところです。ここは素泊まりで、朝食もなし。
http://www.yozyokan.jp/
ここは何といっても露天風呂が素晴らしいです。文字通り湖に面しているので、その気になれば湖に簡単に飛び込むことも可能です。24時間入浴可能なので、深夜の誰もいない時間にひっそりと入ることも可能です。雨が降っていたのが残念でしたが、それでも十分楽しめた。ただ、露天風呂と大浴場が完全に分かれているので、ちょっと面倒。大浴場にはサウナもあっていい感じ。
平日で客は数組しか入っていないようで、ずいぶんといい部屋に泊まることができた。純和室。テレビはアナログしか映らなかった。