中禅寺湖に戻ってきました。華厳の滝より少し手前のバス停で降り、湖畔を歩いてみる。

中禅寺湖。やはり霧がひどい。

二荒山神社中宮祠大鳥居。この近くに巫女石とかいうものがあるのを後で知った。見ておけばよかったー。

一応、再度華厳の滝に足を運んでみたが、何も見えず。ちなみに華厳の滝には華厳の滝エレベーターというのがあり、岩盤をくりぬいて作ったエレベーターで滝の下まで降りられるようです。530円かかるのでパスしましたが。

中禅寺湖温泉のバス停から徒歩5分ぐらいのところに日光レークサイドホテルというのがあり、湖畔の湯という温泉に日帰り入浴が可能。入浴料は1,000円ですが、東武のフリーパスを持っていると900円になる。でも脱衣所のロッカーは100円かかります。ぬるめのお湯でした。いい温泉です。

門からも分かるとおり、けっこう高いホテルです。1名だと1泊2万ぐらいします。

予定ではこの後、宿に戻って夕食に出かける予定だったが、2時間ほど時間が余っているので日光東照宮に行ってみる。

バスでいろは坂を下り、「神橋」で下車。

これが神橋。世界遺産だそうです。普通のアーチ橋にしか見えませんでした。200円払うと、橋の上に行けます。

「世界遺産 日光の社寺」 鬱蒼とした森が広がっていて、その中に東照宮をはじめとする社寺が並んでいます。時間的に暗くなってきて、まるで肝試しです。

東照宮と二荒山神社を見て回り、三重塔やら五重塔も見ました。でも暗くてあまりよい写真は撮れなかったのでパス。

宿は日光大谷川ユースホステル。神橋からけっこう近いので、歩いて行くことにします。住宅街の中にあり、しかも通りに面しているのではなく、住宅の裏側にありました。家と家の間の裏道のようなところを通って、神橋からは10分ぐらいで到着。

部屋は2段ベッドの8人部屋で、オーストリア人の3人グループと、ドイツ人の一人旅。平日のためか日本人はいない。宿の人がけっこう絡んできて、一緒に夕食行かないの、とか言ってくる。すでに金谷ホテルを予約してあるんですよねー、と丁重に断る。そんなこんなで予約していた18時になったので、金谷ホテルへ向かう。これがまた神橋の隣にあって便利。

ホテル内のレストランは、フレンチレストランのメインダイニングと、日本料理の「やしお」の2つがあります。予約していたのはメインダイニングの方。一人フレンチは初めてだ。頼んだのは特製日光虹鱒金谷風ディナー9,800円。15,000円のフルコースも魅力だったけど、それは日光じゃなくても食べれるし、虹鱒が食べられれば十分なのだ。ワインリストはそれほど充実していないが、グラスワインは何種類かあったので良心的。とりあえず白のハウスワインで。

一品目: 日光湯波と海老のサラダ


今回の旅で初めて知りましたが、湯波って日光名物なのですね。ちなみに、京都では湯葉と書きますが、日光では湯波というのが正しい表記らしいです。フレンチで、しかもサラダに湯波って合うのか疑問でしたが、やっぱり和食料理のほうが合いますね。湯波自体はおいしかったので残念。

二品目: オニオングラタンスープ


器がハート型でした。男一人旅なだけに微妙に恥ずかしい。しっかりとした味付けでした。フランスパンを浸して食べるとちょうどよいです。

三品目: 虹鱒のソテー 金谷風


いよいよメインディッシュ。これを食べるためにディナーを選んだようなものです。グラスワイン二杯目を注文。魚に負けない濃い目のワインがよさそうだということで、カベルネを使ったカリフォルニアのワインで。とにかく虹鱒が大きいですねー。さすが日光です。そして何よりもソースの味がよかったです。虹鱒も香りよく、皮のもちもちした食感がとてもいい具合でした。これはまた食べたくなりそうです。

四品目: チーズケーキとシャーベット フルーツ添え


シャーベットではなくバニラアイスでした。このアイスはどうやら金谷ホテル特製らしいです。バニラの香りがしっかりしているわりに甘すぎず、食後には最適でした。チーズケーキはけっこう濃いので、ケーキ好きの人にはいいかもしれません。

以上が特製日光虹鱒金谷風ディナーでした。肉も食べたくなりましたが、10,000円でこのぐらい食べれれば満足です。虹鱒は思ったとおり美味しかったし。周りのテーブルを見渡すと、50代ぐらいの夫婦が多かったです。10組弱ぐらい。1人客は私のほかに1人。若者は一人もいなかった。

帰り際、夜の神橋。

宿に戻って就寝。オーストリア人はビビンバを食べたらしい。おいおいおいおいおい。なんで日光に来て韓国料理をチョイスするんだw ゆば食べとけって勧めたのに。金谷ホテル連れて行けばよかったか。

部屋はこんな感じです。夜はけっこう冷えます。日中もけっこう寒かったですが。

翌日は雨でした。土砂降りです。最悪。1日目に降らなかったのが奇跡に近い。バスは乗り放題なので、湯元温泉とか行こうかとも思ったが、この雨だとさすがに行く気がしない。もともとは「やしおの湯」という温泉に行こうと思っていたが、こちらは水曜定休。外も観光客はいないし、寂しすぎる。というわけで帰宅することにしました。

東武日光から浅草へ直接行ける特急ではなく、一度下今市まで2駅ローカル線に乗ってから鬼怒川温泉から来た特急に乗ることに。朝食ということで、東武日光駅で「ゆば御膳」 1,050円 を購入。

この駅弁が思いのほか美味しかった。日光名物の湯波、鱒、玉こんにゃくなどが入っている。湯波にいたっては金谷ホテルのより美味しかったような。

そんなわけで奥日光の旅は終了です。濃霧で華厳の滝が見れなかったのは残念でしたが、期待はずれな場所もなく、自然を満喫できたってことで満足。