奥日光旅行 前編
30連休も残すところあと半分。前々から行きたいと思っていた地の一つである日光へ旅行してきた。といっても今回のメインは奥日光、特に中禅寺湖、戦場ヶ原。この地に魅かれる理由は小説である。真山仁の「ハゲタカ」を読んで、足を運んでみたくなった。
思い起こせば大学3年、NHKの土曜ドラマで「ハゲタカ」を観たのがきっかけである。そのときのことはけっこうはっきりと覚えているが、たまたまテレビをつけたら第一話のオープニングが流れていた。プールに人が浮かんでいて、札束が舞っているシーン。見た人は分かると思いますが、インパクト大きいです。
日光が出てくるのはこのテレビドラマ版ではなく、原作の小説のほうです。テレビドxラマは、小説「ハゲタカ」と「ハゲタカ2」の内容(それぞれ上下巻あるので文庫4冊分」)をベースに大幅な変更を加えて全6回、6時間の中に凝縮したものです。2009年に映画「ハゲタカ」が封切されましたが、あれも小説の「レッドゾーン」とは全然違っています。もっとも、映画と小説は完全に別物です、みたいなことを作者自身が語っているので特に悪い気はしません。ちなみに、テレビドラマでは特に第一話のコピー機搬入のシーンが一番好きです。
小説「ハゲタカ」の中で中禅寺湖、戦場ヶ原が重要な舞台として登場します。また、金谷ホテルをモデルにしてるといわれているホテルも出てきます。そんなわけでいつか訪れてみたいと思っていたというのが背景。
今回の旅の計画はこんな感じ↓
- 戦場ヶ原ハイキング(湯元温泉→竜頭の滝)
http://www.nikko-ryuzu.jp/sightseeing/hiking/de_001.php - 華厳の滝
- 日光レークサイドホテル「湖畔の湯」
http://www.tobuhotel.co.jp/nikkolake/ - 金谷ホテルディナー
http://www.kanayahotel.co.jp/nkh/restaurant/index.html - ユースホステル宿泊
http://www.jyh.or.jp/yhguide/kanto/nikodai/index.html
メインの足は東武バスになるので、東武バスのフリーパスと鉄道の往復乗車券がセットになった「まるごと日光 東武フリーパス」を購入。4日間も有効でかなり便利。
http://www.tobu.co.jp/riding/docs_tobu/a02.html
自宅にプリンタがないため、バスの時刻表やら地図やらを用意できなかった。走り書きしたメモだけ持って出発する。心細い。そのため、早めの時間に出ることに。
さて出発。前日はWindows 7のインストールやらなんやらで夜更かししてしまって寝不足。めげずに7:30浅草発の「けごん1号」に乗車。
東武日光駅から中禅寺温泉まではバスで。人生初のいろは坂を通過。そして歩いて華厳の滝へ。つーか、、、
濃霧で何も見えません。華厳の滝は音しか聞こえず。雨が降っていないだけましか。
←華厳の滝。心眼で見てください。
気を取り直してバスに乗り、湯元温泉まで行く。中禅寺湖畔を通っていくわけですが、霧で湖もほとんど見えなかった。完全に来る日を間違えたようだ。そして湯ノ湖から戦場ヶ原に向かってハイキング開始。ここまで来るとあまり霧はひどくない。もしや晴れたか。
←湯ノ湖
やはり自然は癒されます。平日の曇りの日で人が少ないのもいいですね。
30分ほどで湯ノ湖を半周し、湯ノ滝に到着。華厳の滝も見たかったなー。
レストハウスで適当に軽食を取り、いよいよ戦場ヶ原に入ります。
鹿の侵入を防ぐため、戦場ヶ原は柵で囲まれているようです。入り口には重々しく鉄の門がありました。
そして戦場ヶ原。相変わらず霧が立ち込めていますが、逆に霧のおかげで神々しい雰囲気が出ていていい感じです。男体山も麓しか見えていないですが、それがまたいい。綺麗なところですね。来てよかった。残念ながらイヌワシは見ることができず。
おじいちゃんおばあちゃんの30人ぐらいの大団体が歩いてきて雰囲気ぶち壊しです。小学校の遠足みたいな集団も2組ほどいた。
←後ろは大渋滞
湯川。溶岩台地を流れているのがよく分かります。釣りをしてる人を多く見かけました。虹鱒のフライフィッシングでしょうか。
そしてハイキングのゴール、竜頭の滝に到着。今日見て回った華厳滝、湯滝、竜頭滝を合わせて奥日光三名瀑と呼ばれています。
10km弱で2時間ほどの工程でした。所要時間は3時間ぐらいと見積もっていたので、予定よりずいぶん早く竜頭の滝まで来てしまった。もうちょっとゆっくり歩くべきだったか。再びバスに乗り、中禅寺湖まで戻ります。